2週間のアメリカ旅行にあたり、久しぶりなことと、長丁場になることから、荷物の中身はかなり考えてパッキングをしました。
全ての持ち物リストと、パッキングのポイントをまとめます。
帰ってきたら、あらためて反省点を追記予定。
→2023.7.4 反省点追記しました。
基本的なポイント
スーツケースは機内持ち込みサイズ
今回、2週間の長旅は海外では初めてなのですが、結果として、メインのスーツケースはいつも海外に持っていく頑丈で大きなものではなく、機内持ち込みサイズ(55×40×25cm)のキャリーバッグを選びました。
理由としては、どうせ2週間分の全着替えを持っていくことはできないので、洗濯が前提になること。
もうひとつは、コロナ禍中の人員削減の影響で、預入荷物の紛失やら遅延やらが世界中で大発生中らしいからです。
タイトな乗り換えもあるので、機内持ち込みできるサイズにまとめることにしました。
天気をよく調べて、重ね着できるように
5月のアメリカは気候がエリアによってバラバラで、服選びには苦労しました。
よく「貴重品以外は現地でも買えるから」といいますが、旅先でフリース1枚買うためにユニクロを探してさまよったり、見つけた結果、日本で買うのの倍ぐらいの値段がして慄いたりとかした経験がある私としては、おすすめではありません。
天気予報をよく調べて、「いくらでも重ね着できるバリエーションにする」ことを選んでます。
ホテルの備品をよく調べて、不要なものは持っていかない
ホテルの備品などもよく調べて、「不要なものは持っていかない」ことも心がけました(当たり前)。
備品を調べた結果いらなかったものは、
- ドライヤー(ホテルにある)
- トラベル用ポット(ホテルにある)
- フェイスタオル・バスタオル(全てのホテルでアメニティに含まれてる)
- 変換プラグ(アメリカは日本のコンセントと同じ)
- 変圧器(必要な機器がなかった)
など。
「行ってみたらなかった」はあるかもしれないですが、あらゆる可能性に備える必要はないのでわりきりました。
機内持ち込みサイズのキャリーバッグと、その中身
機内持ち込みサイズのキャリーバッグに入れた全荷物の中身はこちら。
※出発日に着ていく分も含んでいます
全て収めるとこんな感じになります。検査時に外に出す荷物(パソコンと液体物)、機内で使う荷物(アイマスクや歯ブラシなど)は上に。
イノベーターのソフトキャリー
キャリーバッグは5年以上使っているイノベーターのソフトキャリーです。
選んだポイントとしては
- 片側開きで、荷物の出し入れをする際に省スペースでいい
- 派手な色なので人とかぶりにくい
- ソフトキャリーだが一応、防水仕様
- 4輪キャスター(空港での取り回しが圧倒的に楽)
- 高級すぎない(狙われにくい)
の5点です。
イノベーターのはもう売ってないんですが、今買い換えるならこれかなーと思ってるやつ。軽いの大事。
着替え
- トップス(半袖2枚、長袖2枚)
- 羽織(薄手1枚、厚手1枚、キルティングブルゾン1枚)
- 雨具兼アウター(薄手1枚、厚手1枚)
- ボトムス(パンツ2枚)
- 下着(2日分)
- パジャマ(Tシャツ、パンツ)
- 手ぬぐい(2日分)
- 靴(サンダル、ムーンスター)
※出発日に着ていく分も含んでいます
重ね着を意識する
意識したのは、とにかく重ね着しやすいこと。
体温調整のための羽織と、雨具を兼ねるマウンテンパーカー多めにしました。
トップスは半袖2枚と長袖2枚。すべて白 or ライトベージュです。
重ね着をする際に、「なにを合わせても圧倒的にオシャレに見える」のが白 or ライトベージュ。黒やグレーは一見無難そうに見えて野暮ったくなりがちなので、白を買っておけば間違いないです。(旅にかかわらず、私の家にあるトップスは全て白です)
羽織は薄手と厚手を用意、さらにめちゃくちゃ寒い可能性もあったのでショート丈のキルティングブルゾンも追加。
いつも持っていくマウンテンパーカーも、薄手と厚手の両方を。
帰ってきてからの追記
シカゴやサンフランシスコで気温10度以下の中船に乗ったり、気温30度のラスベガスを歩いたりしていたのですが、半袖1枚〜全てを着込んだ状態まで、かなり多様に対応できたので、大正解でした。
下着は「薄さ」を意識する
下着は着ていく分を含めて2日分です。
ためこんだほうが面倒くさいので、毎日洗濯が前提。
帰ってきてからの追記
同じ場所に何泊もするときには下着は2日分で大丈夫だったのですが、「同じ場所に1泊しかせず、翌日移動」などの際には、1晩では洗濯物が乾いていないことがあり、ちょっと苦労しました。下着は2日分+予備で1日分ぐらい持っていたらいいかもしれない。特にショーツと靴下。
洗濯のしやすさを重視してなるべく薄いものを選びました。
ユニクロとmame kurogouchi のコラボのシアーなシリーズは、おしゃれなめっちゃ薄い素材なんですが、便利です。
メンズですが、デオドラントメッシュクルーネックTシャツも、めっちゃ薄くていい。これを着ておくと、トップスの洗濯頻度を下げられます。
キュロットペチコートも履いておくと、ボトムスの洗濯頻度を下げられます。
靴下は小さくて乾きやすいモンベルのトラベルアンクルソックス。
着替え類の収納には、ハンズのウォッシャブルポーチが便利で、何年も使い続けてます。
洗濯アイテム
ホテルでシャワー時に下着類の洗濯もします。
参考にさせてもらったのは、はぴらき合理化幻想さん。
私は暇な時にめちゃくちゃこのサイトを読み込んで、多大な影響を受けているのですが、洗濯アイテムとしては次の4つに厳選しました。
- 給水袋。つけ置き洗いができて便利。めちゃくちゃ省スペース。
- モンベルで計り売りしてくれる紐。1m 70円。安い。
- 100均のクリップ
- 100均のS字フック
帰ってきてからの追記
給水袋はめちゃくちゃ便利でした!シャワールームに持ち込んで、そのままお湯を入れてつけおき洗いしてしまえば、乾きも早いし一石二鳥。モンベルの紐もすごく役立ちました。
靴
靴は、雨の日にめちゃくちゃ強い、ムーンスターの「キッチェ」。
もともと厨房用で水と汚れに強いため、悪天候にも耐えられます。
帰ってきてからの追記
靴は、出発直前になって「やっぱり変える」と思ってふだんウォーキングで履いている底の分厚いPUMAのスニーカーに変更しました。旅行中、1度も雨が降らなかったこともありこれは大正解でした。1日2万歩歩いていても疲れなかったので、「底の分厚い靴」のほうがよさそうです。
ホテルや機内で使うサンダルもしくはスリッパも必須。
天気の良い日はこれで歩き回ってもいいぐらいのモンベルのソックオンサンダルを持っていきます。
帰ってきてからの追記
ソックオンサンダルとても便利でした。特にドミトリー泊で共用キッチンなどのスペースを利用するときにスリッパで移動はちょっと変(スリッパ文化は日本にしかなくみんなビーチサンダルを履いてる)なので、サンダルあると良いです。
アメニティ
持っていく旅コスメは、基本はこちらの記事のとおり。
今回は人に会う予定が皆無なのできちんとしたメイクは不要。アイメイク類は眉だけで割り切りました。眉用カミソリも荷物に入れています(小さいカミソリは機内持ち込み可能)。
スキンケアは、海外は日差しが強いこともあり、怠ると悲惨なことになるのでフルラインナップで。
機内持ち込みの場合、液体類の検査が必要なので、全てIKEAのフリーザーバッグに入れ、出しやすい場所に収納します。
パソコン
パソコンは長旅の場合途中で仕事の対応に入ることも多いので必須なのですが、普段使っているMacBookProは、なくしたり壊したり盗難されたりが怖すぎるので持っていきません。
代わりに持っていくのが、マウスコンピューターのWindowsタブレット。
これは、以前勝間和代さんのブログで紹介されてるのをみて導入しました。
- 小さい
- 頑丈
- バッテリーでの稼働時間が長い
というメリットがあり、旅先でちょっと仕事するぐらいなら十分。タブレットなので暇な時間に映画見たりとかも捗ります。
防犯対策
パソコンやカメラなど盗まれたくないものを持っていく必要があるため、防犯対策アイテムも追加。
南京錠は、つけていてもジッパーはボールペン1本であけられるとか、カッターで布地を切り裂かれるとか、意味がないとも聞きますが、ないよりはマシ。
キャリーケース用に、TSA対応のもの。
南京錠だけだと不安なときのために一応、追加してみたアイテム。使ってみてよかったらレビューします。
帰ってきてからの追記
パックセーフは使うタイミングがありませんでした!パックセーフが必要なほど物騒な場所には行かなかったのと、ドミトリーには必ずロッカーがあるためです。
代わりに、ドミトリーのロッカーは「南京錠は自前」なので、南京錠はマストでした。複数個あるといいです。
機内快適グッズ
機内快適グッズはキャリーバッグに入れておいて、検査が終わり次第、手持ちのリュックに入れ替えます。
いつも持っていくのはこんな感じ。
荷物が増えた時用予備バッグ
お土産など、荷物が増えた場合に備え、帰りはキャリーバッグは預けることにして、機内持ち込み用にもうひとつバッグを持っていきます。
- ジッパーで閉められる
- キャリーバッグの上に載せられる
- 畳んで小さくなる
の3つを重視して、わりとしっかりした構造のこちらをチョイス。
そのほか、海外で意外と買うのが面倒なもの
- 水にとけるポケットティッシュ(トイレットペーパーがわりにもなる)
- ウエットティッシュ
- 緊急時非常食(カロリーメイト)
- キャンプ用スプーン・フォーク(スーパーで割り箸をつけてくれることはまずないため)
- 常備薬(下痢止め、頭痛薬など)
- 爪切り(5日以上の旅には必須、機内持ち込みできます)
帰ってきてからの追記
海外のホテルの部屋ではティッシュが備え付けてあることが少なく、ドミトリーではもちろんないので、ティッシュは多めに持っていくのをおすすめします。(トイレットペーパーで代用は可能ですが)
食べ物がめちゃくちゃ高いので、カロリーメイトもとても重宝しましたが、スーパーに行けばそこそこ安い値段で食料は手に入り、お菓子類とかカップ麺とかは普通に買えます。
身の回りの品
飛行機は、国内線・国際線ともに
- 機内持ち込みサイズのバッグ
- 身の回りの品
の2つが持ち込み可能です。この「身の回りの品」にあたるものがこちら。
貴重品はすべてこちらに入れ、機内でも足元に置きます。
ノースフェイスのグラムデイパック
身の回りの品を入れるバッグに何を選ぶかは、紆余曲折あった末に「とにかく軽いバックパック」を選ぶことで落ち着いています。
ショルダーバッグだと腰を痛めることが多いのでバックパック一択。そして、しっかりとしたバックパックだとつい荷物を入れすぎるため、軽いやつがいいです。
愛用しているのは、パッカブルにもなるノースフェイスのグラムシリーズのデイパックです。
帰ってきてからの追記
グラムデイパックは、重いカメラを入れて使い倒していたら家に着いたと同時に肩紐の部分が破けました……!新しいリュックは、パッカブルである必要はないのでKEYUCAのリュックにしました。
カメラ
重い一眼カメラを海外旅行に持っていくかどうかは迷ったのですが、今回の旅はエスカレーターの写真を撮りに行くための旅なので、「持っていかない」という選択肢はないでしょう……ということになり、いつものα7を持っていきます。
レンズはこれ1本でどうにかなるズームレンズ。
動画撮影のためのGoProも。
ホットシューマウントをつけておくと、静止画と動画が同時に撮れて便利です。 ズームレンズが映り込むので延長マウントも必須。
ガーミン Instinct
1日中、位置情報のログをとりっぱなしでも充電がもつ、便利なGPSロガーとして活用中。
充電コード・モバイルバッテリー
充電コードは出先でわりと使うし軽いので、身の回り品に入ってます。
- TypeC-Lightning(iPhone)
- TypeC-TypeC(カメラ)
- TypeA-TypeC(イヤホン、GoProなど)
- ガーミン Instinct用
この4本を効率よく充電できて、急速充電にも対応してるのがこれ。
TypeCとMagSafe充電ができるモバイルバッテリーも手荷物に。
ガイドブック
ガイドブックは地球の歩き方。ほぼ、電子書籍で買えたので、電子書籍版がなかったやつだけ紙で持っていきます。
電子版はあらかじめダウンロードしておいて、飛行機の中で読む。
紙の書類・メモ帳とペン
ほぼ、スマホでなんでも完結する時代なのですが、必要になることもたまにあるので、お守りがわりに紙で印刷して持っていく。
- eチケット控え(たまに入国審査で帰りの航空券の提示を求められる)
- ホテルの予約控え
- そのほかチケット類の予約控え
- 海外旅行保険の証書
- ワクチン接種証明書(海外用)
- パスポートのコピー
追記
紙で必要になるシーンが私の場合は全くなかったので、全然いらなかったなーと思っていましたが、入国審査ではスマホの使用が基本的に禁止で、きちんと滞在先や帰りの航空券について説明できないと強制送還されるケースもあるという話なので、ぜひ持っていってください。
参考:
女性がアメリカへ1人で行く時はこれをしないと空港で別室行きになる「予約先のホテルの情報、帰国便の番号、実家の電話番号を1枚の紙に書いておけ」 - Togetter
入国書類などもスマホで完結することが多くなってますが、一応メモ帳とペンを。
バッグインバッグ
バックパックの中の細かいものをまとめるのにあると便利。
折り畳み傘
急な天気の変化に折り畳み傘は必須。 折り畳み傘専用の防水バッグがあると便利。
写真を撮るひとは、両手があく傘ホルダーも便利。
帽子
ノースフェイスのHIKE HAT は折り畳めて便利なので、常にカバンにイン。
エコバッグ
エコバッグはいくつか持っていくと何かと使います。
そのほかいつも持ち歩いているやつ
貴重品管理
財布兼スマホケース兼パスポートケース
貴重品が一箇所にまとまると危険とも言われますが、意識して守るポイントが絞られるので、私はいつもサコッシュを使ってました。
特に、スマホをうっかりどこかに置かない、服のポケットに入れない(盗られる)ために、取り出しやすくかつ盗られにくい場所にポケットがあるやつがいいです。
大きいサコッシュだとつい、いろんなものを入れたくなってしまうというデメリットがあったので、さらに小さいやつを探して今はこれに落ち着いてます。便利すぎて国内でも使ってる。
帰ってきてからの追記
アメリカではヨーロッパのような「スマホを盗られるかも」みたいな危険はほぼ感じませんでした。現地の人もふつうに後ろポケットにスマホ入れてる感じです。なのであまり神経質にならなくてもよかったですが、それはそれとしてショルダーは便利でした。
パスポート
絶対必要。
必要なビザなどが用意できてるかももう一度確認ね。
スマートフォン・esim
スマホがなくなるとわりと詰むので、iPhoneと、予備のAndroidを持ってます。
iPhoneは、ふだんの番号の物理simと、現地用esimでデュアルsim状態に。
現地用esimは、airaloのサービスが便利で安い。
帰ってきてからの追記
Airaloはすごく便利でした!日本国内であらかじめアクティベートしようとすると、途中で失敗してしまうんですが、その状態でアメリカに入ったら入った瞬間から使えてました。2週間で5GBぐらい使いました。
現地通貨
米ドルは、現地よりも日本国内で両替したほうがレートが良いという話だったので、街の両替所を調べて少しだけ両替して持っていくことにしました。
基本はクレジットカードで事足りるので高額紙幣はほぼ使い道がないし、持っていると危険なので、1ドル札と5ドル札で全部用意してくれるところがあって便利でした。
帰ってきてからの追記
現金しか使えない店は1店舗、現金推奨(クレカだと手数料かかる)の店が1店舗、それ以外はクレカ推奨、という感じでした。ただし、現金は「チップを払う」時にめちゃくちゃ使います。ドミトリーは必要ありませんが、ホテル泊なら清掃スタッフや荷物預かりの際に。ツアー参加した際にはガイドさんになど。(レストランでのチップはクレカで払える)チップはほぼ1ドル紙幣で払うので、1ドル紙幣を大量に持っていって正解でした。最後に空港で「現金でこれだけ、残りはクレカで払います」と言えば使い切れます。
クレジットカード
VISA 1枚とMaster 1枚あればOKです。
海外でカードを使うと異常検知ですぐ止められるケースがあったので、2枚以上持ってると安心。楽天カードは異常検知時、サイトから自分で解除できるのですが、エポスは電話をかけないといけない(国際電話になり高い)ので、利用は楽天カードのほうが安心かもしれない。
帰ってきてからの追記
アメリカ国内移動の航空券をネットで買うときにカードを頻繁に止められていたので心配してましたが、アメリカ国内で使う分には、楽天、エポスそれぞれ、全く止められることはありませんでした。
スマホでタッチ決済できるようにしておくと、カードをいちいち出さなくてよいのでさらに安全です。
追記:持っていけばよかったもの
サングラス
海外の日差しの強さすごかったです。
特にラスベガスやグランドキャニオン。
サングラスがあれば疲労度軽減になったかも。お土産屋さんのようなところでサングラスは売られてるんですが、品質が謎のものでも結構な値段がするので、国内でちゃんとしたやつ買って行ったほうがいいです。
予備の充電コード
充電コードは必要なものを持って行ったのですが、1本が接触不良で使えなくなってしまいちょっと苦労しました。コンセントではなくUSBの差し込み口しかないドミトリーとかもあるので、複数タイプのものを予備含めて持っていくといいです。
これも、スーパーとかには売っていなくて、海外にはコンビニもないし、そもそもどこで買えばいいのかわかりませんでした。空港にはあるんだけど、高くて躊躇します(40ドルぐらいとか)
予備の下着
上でも少し書きましたが、下着はピッタリ2日分だけ持って行ったのですが、1泊だけして移動する際など、乾ききらなくて困ることがあったので予備があったほうがいいです。
そのほか海外旅行関連記事