先日「東海道新幹線の基本的な乗り方」の記事を書きましたが、日本の新幹線に慣れているひとは、今度は海外の電車の乗り方に戸惑うかと思います。
パリとシャルルドゴール空港が大好きすぎて、ヨーロッパに行くときはなるべくパリ発着にするため、ユーロスターのロンドン・パリ間だけは何度か乗ったことがあるので、ユーロスターの基本的な乗り方を書いておきたいと思います。
電車というか飛行機だと思うとしっくりきます
乗る10分前に駅についても自動券売機でスパっと切符が買え、あるいは乗る1時間前でもホームで待ってられる日本の新幹線の感覚で駅に行くと、ちょっと戸惑う流れになっています。飛行機だと思うとけっこうしっくりきます。
予約は180日前から
予約は180日前、約半年前から可能です。
早期割引があります
1ヶ月前に買っても1日前に買っても料金の変わらない新幹線と違って、飛行機同様に早期割引があります。また、人気のない時間帯ほど安いのも飛行機と同じです。
あ、あと、乗車券と特急券とかわかれてません。自由席もありません。
ネットで購入可能です
公式サイトでネット購入が可能です。英語ですが、基本的なチケット予約の流れと同じで、戸惑うことなく購入できると思います。
チケットとパスポートを持って駅へ
チケットは現地で発券もできるのですが、印刷しておくと安心です。
あと、パスポートが必要です。
「チェックイン」できる時間を確認
飛行機同様、「チェックイン」のできる時間が決められています。早く着きすぎるとゲートの中に入れないので、駅の表示で「Open」の時間を確認します。およそ1時間ちょい前ぐらいに開きます。また、「出発30分前」までにチェックインする必要があります。※スタンダードクラス2012年の場合。詳しくはチケットに書いてあると思いますのでご確認を。
ロンドンのセントパンクラス駅。古い駅舎をリノベーションしていてとっても綺麗。わかりやすく表示が出ています。
チェックインは自動改札機(っぽいやつ)で
時間になったら特にカウンターとかはなくて、自動改札機(っぽいやつ)にチケットに書かれたバーコードをピコンとあててチェックインします。
改札(っぽいやつ)の前でチェックイン時間を待つひとたち。欧米の駅だと、「駅のロビーで待つ」光景をよく見るのですが、ホームに直接行ける日本に慣れてると戸惑いますね。
こんな感じでピコンとタッチするだけ。係の人もいます。
チェックインの次はすぐに荷物検査です
チェックインの次は、すぐに荷物検査です。飛行機と違ってスーツケースを預けることはできないので、腰の高さぐらいの荷物検査台に自分で全ての荷物をあげなくてはいけません。係の人はそういう決まりになっているのか一切手伝ってくれません。(後ろに並んでるおじさんとかが手伝ってくれることが多いです)
重量制限、持ち込み禁止のものは飛行機と比べるとゆるいので、ほとんど気にしなくてよいレベルです。また、重量制限も特になく、2つのスーツケースと1つのハンドバッグまで持ち込めます。ただ、上記のとおりたくさん持ち込みすぎると大変です。
念のため、最新情報は公式サイトで確認しましょう。
次に出国&入国審査です
到着側の入国審査はないので、出発側で出国&入国審査があります。入国カードを書く場合もあるようですが、ロンドン→パリの場合、必要ありませんでした。(※2012年時点)
ホームが開くまでまた待ちます
ホームには動く坂道で行きますが、そのゲートは電車が到着するまで閉まっています。ゲートが開くまで、ラウンジで待ちます。これも、飛行機と同じですね。
ユーロスターはほぼ時間通りですが、海外の電車は多少遅れても皆平然と待っているので、どのゲートかだけ確認して、おとなしく待っていましょう。
20分前まで空きません、と書いてあります。
どのホームから乗るかも、直前になると表示されます。
待合ロビーは超綺麗。
たくさんのソファや椅子があるほか、電源まで完備。カフェっぽいところも、両替もそろっていて、一生ここにいたくなる快適さです。
ゲートが開いたらホームへ
ホームのアーチ式の天井がすごく綺麗
一応行き先を確認して乗りましょう
電車が遅れたりするとホームが変わることもあるので、一応電車に表示されている行き先を確認して乗りましょう。ユーロスターにはパリ行きとブリュッセル行きがあります。
大きなスーツケースはスーツケース用置き場へ
大きなスーツケースは座席には置くスペースがありません。乗ってすぐのところにスーツケース用置き場があるので、鍵をかけ、自分で預けます。間違えないように注意。また、貴重品も入れないようにしましょう。
座席はこんな感じでけっこう普通です
ロンドンパリ間はずぅっとトンネルです
外の景色の写真を…と思ったのですが全く撮ってないぐらい、ずぅっとトンネルで特に何も見えません。トンネルを抜けたらすぐにパリ北駅です。
パリ北駅からのタクシーは係員さんの誘導もあり女ひとり旅にもやや安心になってました
パリで一番ガラの悪い地域ともいわれる北駅周辺、以前行ったときはホテルの客引きや明らかにガラの悪いひとたちが多く怖かったものですが、最近は警備員さんも配されており、タクシー乗り場は係員のひとの誘導まであって、かなり安心できる感じになってました。でも、タクシーに乗ったら乗ったで、わからないと言ってるのにフランス語でナンパされまくるのは相変わらずなんですが。
パリ北駅。着いちゃったらもう特に何もなく、普通の電車と同じです。
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