何度かメディアで旅についてお話しする機会があって、その時、特に女性の記者さんによく聞かれたのが「ご飯、どうしてますか?」という質問。
その時々で、うーん、それは私もいつも迷うところだし、旅行の間ぐらい3食ちゃんとバランスよく食べなくても死なないのであんまり気にしすぎないことじゃないですか?とか適当に回答していたのですが、最近ちょっと思うのは、デパートとか、ショッピングモール、美術館のカフェやフードコートに行く、ていうのが、国内でも国外でもはずさないところかな、と。
- ヨーロッパの美術館のカフェはセルフスタイルで楽チンです
- スーパーやデパートのイートインもいいです
- バンコクのショッピングモールのフードコートは良すぎてそれ目当てでまた行きたい。
- 国内でも。迷った時は「ローカルデパートのレストラン街」
ヨーロッパの美術館のカフェはセルフスタイルで楽チンです
特に欧米で女性のひとりご飯が難しい理由は、
- 量が多すぎてひとりじゃ食べきれない
- 女性がひとりでレストランで食事、という文化が一般的じゃない
- バー的なところに行くとナンパされたりする※
という感じ。
日本的な「定食」っぽいメニューがなくて、食べきれないコース料理を頼むか、若干変な顔されながら一品だけ頼むか、という感じになります。ついでに、飲み物もタダではないのでだいぶ高くなりますよね。
そんな時は、美術館に併設されてるカフェに行くと夜ご飯でもなんとかなります。
これはロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館のカフェ。好きなものを選んで会計して、食べるスタイル。美術館に来て「ちょっとついでに寄る」という感じで大丈夫なので、1品だけ食べてワイン飲んで帰る、みたいなことしても特に変な顔はされないし、良いです。
※ちなみに、欧米でのナンパは「キャットコーリング」というセクハラ行為です。バーに行けば出会いがあるかも?みたいなのは危険な発想なのでおすすめしません。
スーパーやデパートのイートインもいいです
スーパーやデパートのイートインコーナーみたいなところも、結構充実してます。スーパーでちょっとしたものを買って帰ってホテルで食べる、でもいいんですけど、その場で食べる場合、あたたかい食べ物や飲み物が注文できたりとか、フォークをもらい忘れるみたいなことも起きないし(そもそもイートインでないとくれないことも多いですが)、新鮮だし、結構おすすめ。
ロンドンの高級住宅街で他に入るところがなくてスーパーに寄ったら、イートインスペースが居心地よすぎて感動した時の写真。パンとサラダ、カプチーノをいただきました。
有名デパートの有名イートインは、結構いろんな雑誌やサイトに取り上げられてたりもするので、どこに行ったらいいか…という人はそういう評判を探ってみるのもいいかも。
バンコクのショッピングモールのフードコートは良すぎてそれ目当てでまた行きたい。
アジアは、ひとりご飯歓迎な国も多い(中華圏には朝食から外食する文化がある)のですが、それでも安心して、あと落ち着いた場所で食べたいなら、個人店よりフードコートを選ぶ、というのがいい場合もあります。
特にバンコクのショッピングモールのフードコートは感動するほど良かったので、それだけのためにまた行きたい。
こちらはターミナル21のフードコート。どこのショッピングモールでもシステムはほぼ同じで、まずは受付でチャージ式のカードを買います。金額に迷っても、余った分はカードを返却すると戻ってくるしカード代も取られないので問題ありません。素敵。
あとは、タイの名物勢揃いのフードコートで好きなものを好きなだけ選んでカードで会計。1品100円とか200円とか、市内の屋台とかと全然変わらない値段で安心して食べられます。素敵。
国内でも。迷った時は「ローカルデパートのレストラン街」
国内でも、ひとりご飯で迷った時はローカルデパートのレストラン街に行くことが多いです。エスカレーターの観察も兼ねてで一石二鳥、というのが主な理由ですが、いろんなお店があるので大体は好きなお店に出会えるし、たまにめっちゃローカルな食堂とかもあります。
と書きましたけど、最近は旅での夜ご飯って「コンビニで好きなもの買ってホテルでゆっくりする」とか、「食べずにそのまま寝ちゃう」とかいうことも多くて。
やっぱり「最悪、食べれなくても気にしない」ぐらいの気持ちでいるのがいいのかな、と思いますが、知らぬ場所でのひとりご飯が心細くなりがちな方は、参考にしてみてください。