できるだけがんばらないひとりたび

団地で暮らす旅好きミニマリスト・田村美葉(みは)

カードを減らすのではなくむしろ増やして、現金を減らしたら、財布がスッキリしました

海外旅行ではサコッシュを利用し、「財布を持たない」で生活する私ですが、ふだんの生活ではまたべつの実験をしてました。数ヶ月経過して、「このパターンが一番しっくりくるな」というものが見つかったので紹介します。

ポイントは、「カードを減らすのではなく、むしろ増やした」こと。

今まで、財布をできるだけ薄くするためにポイントカードの類は受け取らない、クレジットカードは1種類だけ、など、「カードを減らす」努力をし続けていたのですが、カードの側ではなく、現金の側をどんどん減らしてみたらスッキリしました。

 

 

きっかけは、「財布忘れた!でも全く困らない!」という体験

きっかけは、ある普通の平日に、財布を忘れて出勤してしまったこと。

銀行カードとクレジットカード、それにPASMOが一体になったカードが、カードケースに入っていたのですが、それで1日なんの問題もなく過ごせてしまったんですよね。

移動はもちろんPASMO、ランチ代はクレジットカードで、同僚に支払う予定だった割り勘のお金も、その分だけ現金をおろしてきっちり返しちゃったりして。

あれ、これができるんなら、毎日これでもいいじゃないか、と思いました。

 

カードは減らすのではなく、むしろ増やして費目別に管理するようにしました

ポイントは、クレジットカードとICカード、両方を持っておくということ。

クレカは使えないけどICカードは使えるパターン(そもそも電車がこれですが)、ICカードは使えないけどクレカは使えるパターン、どちらかであることが多いので、両方持ってさえいればなんとかなることが多いです。

 

日本国内で、「どれか1枚だけICカードを持つ」としたら、現在、利用できる店舗数の多さで最強なのは間違いなくSuicaSuicaは使えないけど他のカードは使えるというお店があまりない)、もっと言うならモバイルSuicaです(スマホで簡単にチャージできるから)。

  

問題は「便利すぎる」ということで、Suicaでなんでもかんでも支払って、かつオートチャージ設定にしていると、「今月、何にこんなにも使ったの!?」ってなること、あるんですよね。そして、何に使ったか思い出せないんですよね……。自動家計簿で管理したらいいんだけど、反映にかなりの時差があるし、私の環境だけかもしれませんがモバイルSuicaの連携、なんかいつも失敗するし……。

 

きっちり予算管理できる人は問題ないと思うのですが、私の場合は、費目別にカード自体を分けちゃうようにして、かつオートチャージを使わず月1度の手動チャージとし、残額を見れば何にいくら使ったか即わかる(というか予算以上は物理的に使えない)、というようにしました。

ほんとは予算ごとにカード作りたいからもっと増やしたいぐらいですが、そういうわけにもいかないのでその他の買い物は今まで通り、クレジットカードで支払い、Money Forward で管理します。

 

nanacoEdyは、クレジットカードによるチャージが可能で、ポイント二重取りができるカードも存在する(リクルートカードとか)のですが、クレジットカードでチャージをしようとすると、

という複雑なダンジョンみたいな手順があり、私はダンジョンとして楽しんでいるのですが一般的な趣味ではないと思います(要はとてつもなく面倒くさい)のでお好みでどうぞ。

 

スタバのカードもクレジットカードチャージができます(というか、ドトールとスタバで、クレカチャージができるのがスタバだけだったのでスタバ派に鞍替え)。手順は現金チャージより面倒ですが、クレカチャージができれば、現金をおろす必要がなくなります。

 

お財布ケータイの使える端末があれば、なんかもっといろいろスマートにできるということには薄々気づいているのですが、iPhoneSEのローン残ってるし、Spottizmo! 使いたいからAndroid1台にはできないしで、仕方なくすべて物理カードで持っています。「私、そういえば物理カード集めるの好きだったわ(日本全国の交通系ICカードをコレクションしています)」と思って納得しています。

 

現金ゼロ、とはいかなかったけど、硬貨は完全にゼロにしました

現金でしか払えない店にほぼ行かなくなったので、現金を使う機会が、人と食事した時や、飲み会での割り勘(ほとんどこれがメイン)など月数度になりました。それだけであれば、必要なときにコンビニに寄って、都度ATMでおろせば、事足りるといえば事足ります。

 

ネックになるのはATM手数料。数万円を月に1度、一気におろす分には気にならないけど、必要な額だけちょくちょくおろしていると、結構な金額になってきます。

一定の貯金額があればATM手数料がゼロになる銀行口座はいくつかあるのですけど(SBIネット銀行とか)、複数口座あったり定期にまわしてたりいろいろあって私はその境地にはたどり着けず。

 

ただ、硬貨は完全にゼロにしました。現金で支払って、半端に余った分は、1日の終わりに財布から全部出して、貯金箱に入れちゃいます。そして、たまに硬貨の預金ができる口座へ入れにいきます。小銭を持たない代わりに、紙幣は全部1,000円札にくずして持っているので、割り勘とかで困ることもそれほどなし。

 

財布の代わりに、CHUMSのスマホケース、カードケース、キーケースが一体になったケースを使用中(評価は70点ぐらい)

こういうスタイルでまわすようにすると、普通の財布だとすごく不便(カードが取り出しにくい)です。私は適したものを探しまくった結果、スマホケース、カードケース、キーケースがひとつになったCHUMSの財布というかケースにたどりつきました。

なぜこれら3つをひとつに組み合わせたかというと、全て「リュックを背負ってる時にいちいち取り出すのが面倒なもの」だからです。これをリュックのポケットに入れずに、カラビナで肩紐にくくりつけて使ってます。

財布を常にぶらぶら下げているのはセキュリティ的にどうか、と思うところがあるのと、スマホ側のポケットが、予想はしていたけどやっぱり使いにくい(ので使ってない……)ので評価は70点ぐらい。もっといい方法ないかなー。

ちなみに、海外旅行のときはこのケースのことは忘れて、サコッシュに直接インで過ごしています。それも便利。

www.dekirutabi.tokyo

 

SUICA / Pasmo は、海外でも国内でも、無印のナイロンカードケースに入れて、おなじくカラビナでつけてます。こちらは評価100点。まだ半額が続いているのでいまのうちにもうひとつ買っておこうかと思うぐらい。

www.dekirutabi.tokyo

 

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0