「箱根つたや旅館」は、古い旅館をコンバージョンして生まれた、新しいタイプの温泉ゲストハウス。温泉旅館としては珍しく、コワーキングスペースも、広々使いやすいキッチンも、そしてリーズナブルに泊まれるドミトリーも備えるので、山の中にこもってワーケーションするのにおすすめの拠点です。
老舗旅館をシマダハウスがコンバージョン
「箱根つたや旅館」は、「箱根七湯」の名湯のひとつである「底倉の湯」の源泉掛け流しの旅館です。江戸時代に創業したと言われる「つたや旅館」を、2019年に新築やリノベーションのデザイナーズアパートの開発で不動産業界ではお馴染みのシマダハウスがコンバージョンし、新たに温泉ゲストハウスとしてオープンしました。

古くからの「つたや旅館」の雰囲気を残しつつ、大胆におしゃれにリノベーションされてます。川沿いに立地しているため、この入り口からどんどん下に降りていく、不思議なスタイル。

フロントのスタイルとかもなんかすごくおしゃれでかっこよかったです(写真は楽天トラベルから)
温泉は広々快適。露天風呂もあります

館内、ほとんど新築かな?と間違えるぐらい快適でおしゃれな雰囲気なんですが、温泉も然り。清潔さも行き届いていて、古さを感じる部分は全くなく、箱根の山の中の景色を堪能しながらゆっくり寛げます。

一旦服を着て移動しなくてはいけないので若干面倒なのですが、露天風呂もあります。
ドミトリーがあるので長期でもリーズナブルに滞在できます

「籠床(KAGODOKO)」と名付けられた、ボックスタイプのドミトリーがあります。女性専用ドミトリーもあり。

よくある普通のボックスドミトリーな感じ。大人数のドミトリーなので、私が滞在したときには人が少なく、ほとんど他の人の気配を感じることなく快適に過ごせました。ただ、なぜか冬なのに蚊がいたのだけ不思議でしたが……
共有スペースが超充実しています


「箱根つたや旅館」の一番のポイントは、この大充実のラウンジスペースでしょう。ドミトリーの人だけでなく、個室の人もここにきてくつろいでいました。いろんなタイプの席があって、非常に快適です(写真は楽天トラベルから)

そして、めちゃくちゃ充実したキッチンがあるので、長期で滞在して自炊までできてしまいます。「旅館」のイメージを覆す新しいおもてなし感。

いろんな家電だけでなく、調味料もばっちり、しかも綺麗に揃っているので、嬉しくなってしまいます。

フリーでいただけるお茶・コーヒー類も充実。インバウンドがほぼ全面停止している時期に行ったのですが、申し訳なくなるほど国際対応もしていて、頑張って欲しい……!と感じるゲストハウスです。

コンセントのあるいい感じのカウンター席や

こたつのある畳席とかもあるので、いろんな場所で仕事ができます

この時は、ちょうどコロナ禍始まったばかりぐらいの頃で、シェアハウスが居心地悪く感じ、逃避のために訪れたのですが、大正解でした。山をみながら集中して仕事ができます。
小田原駅から、バスでもアクセス可能です
場所としては、「宮ノ下」の駅前から、国道1号線を有名な「富士屋ホテル」の前を通ってもう少し進んだところ。「宮ノ下」駅からは徒歩10分、箱根登山バスのバス停「ホテル前」からは徒歩5分で到着できます。ただ、やや坂道なので注意。本数が少ないですがもう少し近くのバス停「神社下」もあります。
車の場合はホテルの目の前の駐車場に有料ですが停めることができます。
宮ノ下周辺はお店も多く、楽しいです

おすすめのお店は、宮ノ下駅前のNARAYA CAFE。足湯もある、おしゃれなカフェです。

足湯に浸かりながら、美味しいピザとビールがいただけます。最高です。
HafHではコインを利用すると泊まれます。
HafH