できるだけがんばらないひとりたび

団地で暮らす旅好きミニマリスト・田村美葉(みは)

自分にとって大切ではない人のために、がんばらなくていいです

自分が周りから浮いてる気がしてなんか「努力」してしまうことってありますよね。

私もそういうタイプだったんですけど、それって必要のないがんばりだったなぁという話です。

負けず嫌いで真面目な性格の人ほど、「嫌いな人」のためにがんばってしまいやすい

最近、自分には「なんかこの人、すごく嫌なこと言ってくるなぁ」という人が相手だと、余計に頑張ってしまう癖があることに気づきました。

 

仕事でも、苦手だな、好きになれないな、と思う人から指示されたことや、理不尽な指示であればあるほど、「私は完璧にできますから」ということを見せたくて、がんばってしまう、ということが多かったです。結果、自分がやりたくないことであればあるほど頑張ってしまうことになって、本当に無駄でした。

 

向こうが自分をどうでもいいと思ってるなら、自分にとってもどうでもいい人です

「なんか会社で自分だけ浮いてる」という状況についてもそうです。私も学校や会社で気づいたら浮いてる、と焦ることがよくありましたけど、それって、本当に自分が大切にしたいと思える人だったのかな?て最近は思います。

コミュニケーション力が高くてなんかいつもキラキラ楽しそうにしてる人たち、なんかいいなぁ、て思うし、そういう輪からはじかれてしまうのは怖いけど、実は向こうにとって自分がどうでもいい以上に、自分にとってもどうでもいい人たちなんですよね。

それよりは、自分が好きな人のために、とか、自分がおもしろいと思うことのために、がんばった方が絶対、いいですね。

 

自分にとって大切な人のためにがんばろう

大学生のときに講師として働いてた個別指導の塾で、それまで適当に宿題をみてた小学生の子から、突如中学受験をしたいと言われてすごくナーバスになったことがあります。当時、たしかに偏差値高い大学に行ってはいたけど、地方出身なので、首都圏の受験事情についてなんて全く知らなくて、何を教えればいいのかもわかりませんでした。でも、「そんなことも知らないくせに、今まで講師やってたのか」って周りに思われるのがすごく怖くて、詳しい人にどうすればいいのか相談したりもできなかったんですよね。今思えば、講師仲間や塾長が私をどう思うかなんてどうでもよくて、私を講師として認めて慕ってくれてるその子のために、できることはいくらでもあったのに、と思います。自分にとって「大切な人」の優先順位を間違えないようにしたいです。

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0