できるだけがんばらないひとりたび

団地で暮らす旅好きミニマリスト・田村美葉(みは)

旅好きが旅にあてる「予算」はいくら?どうやって捻出している?という話

先日、日本人が1年に旅に行く回数は平均「1〜2回」というデータに旅好きの集う私のタイムラインが「月に1〜2回の間違いでは…?」とざわざわしていました。

 

私もざわついた一人ではあるのですが、一方で「なんでそんなに旅に行けるの?お金どうしてるの?」という一般的な疑念もよくわかります(実際聞かれたこともある)。

 

旅好きの皆さんが全員大金持ちというわけでも、超すごい節約術を身につけてるというわけでもないと思うのですが、「旅の予算」について、旅好きはどのように考えているのかについてまとめておきたいと思います。

ちなみに、これを読んで安く旅行に行けるようになるわけではありませんのでご注意ください。

 

 

 

旅の予算は「交通費」と「宿泊費」のみ

一般的に「旅の予算」というと、こんな項目があがると思います。

 

  • 交通費
  • 宿泊費
  • 飲食費
  • お土産代
  • アクティビティ代や鑑賞料など

 

このうち、私が旅の予算として考えているものは、「交通費」と「宿泊費」のみです。

 

旅に出なくても食事はします

旅に出ようが出まいが、食事はします。つまり、ふだんと同じ食事をしていれば、旅で新たにかかる飲食費はゼロということ。

 

私はふだん自炊するので、旅先でまったく同じというわけにはいきませんが、それでも昼はカフェやファーストフードで簡単に、夜は地元スーパーでお惣菜などを買う、のようにすれば、大きく変わるほどでもありません。

 

私はほとんど一人での外食に興味がないのでこうなりますが、旅先の豪華な食事やお酒がたのしみなのですが……というタイプの人もいるでしょう。でもそういうタイプの人って、やはり旅に出ようが出まいが月に何度かは豪華な食事をしたり、お酒を飲んだりしているはずです。それを旅にあてればいいだけです。

 

自分へのお土産は「ふだん買う」ものを買う

自分へのお土産も飲食費と同様、旅に出ようが出まいがふだんから買うものを買えば、旅の予算ではなくそれは日用品代ということになります。

 

私はふだん買うおやつや、食べ物、化粧水やリップクリームなどの消耗品を、旅先で買うことが多いです。

 

人へのお土産代は旅費というより交際費

所属するコミュニティ内での立ち位置にもよりますが、会社や知人にお土産を買って帰らなければならない、という人もいるかと思います。

 

そういうのちゃんとやる人はふだんからちゃんとしてるでしょうし、やらないタイプの人はふだんも全然やらないし、ふだんからの関係性に左右されるので、お土産代は旅費というよりは交際費の一部です。

 

誕生日プレゼントとか結婚式のご祝儀とかと比べたらお土産代なんて誤差のようなものです。

 

アクティビティや鑑賞など、その土地でしかできないことは、たくさんやればやるほど得

これは特殊な考え方かもしれないですが……私は船に乗ることが好きなので、旅先で船を見つけたら必ず乗ります。おもしろそうな博物館を見つけたときも入ります。ここで価格を気にしてやめるとか、予算を気にすることはほとんどないです。なぜかというと、それが旅に出た目的だから。

 

同じ交通費と同じ宿泊費で旅に出たなら、その目的がたくさん達成できれはできるほど「得」だと思っています。

 

いくらお金をかけても全くかまわないという好きの対象があることは、貯金がいっぱいあるよりも大切なことなので、仕方ないです。

 

交通費、宿泊費の捻出の仕方

いくらお金をかけても全くかまわない対象があるタイプの旅好きが、ではどうやって「旅費」を捻出しているか、という話ですが、今まで見てきたように「旅費」とは交通費と宿泊費のことなので、これをなるべく節約することになります。

 

以下は普通のことしか書きませんが、旅に出るのが本当に初めてという人には多少参考になるかもしれません。

 

交通費編

時間と体力があるなら高速バスを使う

基本的に高速バスは時間がかかる分、どの乗り物よりも安いです。

自分の体力との相談になるので人それぞれですが、私は3〜4時間ほどの昼行便のバスは乗るのが苦ではないので、よく利用します。

ただし渋滞に巻き込まれると旅どころではなくなることもあるので注意が必要です。

 

飛行機には安く乗る裏技が山ほどあるので余裕があれば研究してみる

飛行機はLCCを選ぶと便によってはめちゃくちゃ安く乗れたり、ANAJALでもめちゃくちゃ安いキャンペーンをやっていたりと、安く乗るための裏技がすごくある乗り物です。

飛行機系のお得情報を発信しているまめな人がたくさんいるので、余裕があればフォローして情報をチェックしているとお得に旅に行く方法が見つかります。

 

私がフォローさせてもらっているブログ

弾丸トラベルは怖くない!

 

新幹線はほぼ安くならないけど高くもならないので、ジョーカー的に使う

新幹線は、早く買うと早割などが設定されている場合がありますが、ほとんど安くならない乗り物です。

ただし、正規の運賃から高くもならないのが飛行機と違うところ。お盆や年末年始など確実に航空券が高騰するときは、1ヶ月前に余裕をもって新幹線指定席をとっておくなどの使い方をします。

 

原付は交通費をほとんど無料にする

旅好きが旅の交通費を安くするために最終的にたどりつく乗り物は原付です。

車はガソリン代と高速代を計算すると移動費がそんなに安くなるわけでもないですが、ガソリン1L(150円ぐらい)で50kmとか走れちゃう原付に乗り始めると、もはや交通費など存在しないような感じになってきます。

www.dekirutabi.tokyo

 

宿泊費編

ストレスのないドミトリー、ゲストハウスを使う

私が一人旅でよく利用するのはだいたい3,000円〜4,000円ぐらいのドミトリー、ゲストハウスです。

この価格帯のドミトリーやゲストハウスを楽天トラベルなどのサイトで探そうとすると、時々とんでもないハズレを引くこともあるので、信頼できるサイトに掲載されてるところにしたほうがいいです。

 

私が泊まるのはだいたいHafHに載っているところ。

HafH(ハフ)- 便利でお得な旅のサブスク

 

あるいはFootPrintsさんを読んでストレス少なそうなところを選んだり。

全国のゲストハウス・ガイド | ゲストハウス情報マガジン FootPrints

 

ただどんな素敵なゲストハウスでも個室のほうが150%快適なので、まずは3,000円〜5,000円ぐらいで泊まれるビジネスホテルがないか確認してから。全国旅行支援とかあるときは普通にビジネスホテルに泊まります。

 

そもそも「自宅」に予算をかけすぎない

宿泊費のことは、「家賃と合計で月いくらかかってるか」で私は計算しています。

家賃や家財道具にお金をかけすぎていると、家をあけている時間が長い=損失、の様な気持ちになってしまうので、なるべくコンパクトでシンプルな家に暮らし、その分のお金を旅にかけるイメージです。

 

キャンプは宿泊費をほとんど無料にする

旅好きが宿泊費を安くするために最終的にたどりつく手段はキャンプです(あるいは車中泊)。

夏の北海道とかは無料とか数百円で泊まれる最高キャンプ場がいっぱいあるので、原付キャンプツーリングならほとんど旅費無料、ということになります。

www.dekirutabi.tokyo

 

というわけで、旅費のことを考えすぎると、最終的にカブにいっぱいキャンプ道具載せて走り始めちゃったりとかになってしまうので、「自分が快適」と思えるそこそこのレベルで予算を考えておくのがおすすめ。

  • 交通費:片道 3,000円〜10,000円ぐらい
  • 宿泊費:4,000円〜5,000円ぐらい
    →合計で20,000円〜30,000円ぐらい

というのが私的にはあまり無理しない旅費の予算の目安かなぁと思います。

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0