できるだけがんばらないひとりたび

団地で暮らす旅好きミニマリスト・田村美葉(みは)

「じゃない人」のための Go To Travel 活用法をいまさらまとめてみました

残すところ2020年の連休は11/21〜23だけ、年末年始も迫ってきました。2021年1月末まで(変更可能性あり)と言われている Go To Travel を活用するならそろそろラストチャンスなのですが、できるだけがんばりたくない「じゃない人」のための活用方法を今さらながらまとめます。

 

 

飛行機+ホテルのパックか、温泉+料理のついた高級ホテル、高級旅館が一番お得ではあります

Go To Travel の割引は、個人手配の旅行の場合、飲食代や交通費には基本的に適用されません。ホテルと飛行機や新幹線、ホテルとディナーを別々に予約すると、割引されるのはホテル代のみです。

ただ、交通費と宿泊代がセットになってるものや、ホテル代に夕食・朝食が含まれているものについては、全体に対して35%OFF(クーポンを入れると実質50%OFF)になります。

これ、めちゃくちゃ大きいので、例えばおじいちゃんおばあちゃん含めて8人ぐらいの家族で旅行に行きます、とかの場合はつかったほうがいいです。自分で計画するのが面倒であれば旅行会社にお願いしちゃう方が得になったりもするでしょう。

しかしこのブログで想定しているのは「できるだけがんばりたくないひとり旅の人」です。そういう「じゃない人」が Go To Travel を活用する場合、飛行機+ホテルのパックや、夕食つきの高級旅館、だけじゃない使い道もあるかなという話です。

 

飛行機+ホテルのパックプランは結局得なのかどうなのかわからなくなることが多いです

いろんな旅行サイトで飛行機+ホテルのパックプランは「お得!」として出ているのですが、これ、いろいろ調べて結局使わない、ということが多かったです。

ホテルパックで予約するとなぜか正規料金より安いのでホテルパックでとってホテルは泊まらない、というような裏技があったりしますが、Go To Travel の場合それをやると割引は適用されないんですよね。

となると、LCCがあるところならLCCをとった方が安かったりもするし、必ず泊まらないといけないとすると選べるホテルが微妙だったりもするし、細かく調べるの面倒になっちゃって使いませんでした。

LCC使って行けるところに目的地絞って、ホテルはなるべく自分が泊まりたいところに素直に泊まる方がいいと思います。

 

高級ホテル、高級旅館は、めっちゃ混んでます

続いて高級ホテル、高級旅館に泊まる!というものですが、これは連休や年末年始に関していうと、もう良いところはほぼ予約が取れないぐらいの感じになってます。残っているところは何か訳ありのところが多いです。

運よく取れたとしても、「なんかめちゃくちゃ混んでないか」ていう感じで、かつ「家族旅行」が多いのが目に見えているため、一人で高級ホテル or 高級旅館のディナーや温泉というのが、ふだんよりストレス高めと予想されます。慣れてる人でないと落ち込むのでご注意ください……。

どうしても泊まりたいところがあれば、平日や、あえて連休を外した土日で取るのがオススメ。

 

では、私が7月から3ヶ月ぐらい実際やってみて、めっちゃ得する訳ではないけど今の時期ならではだなーと思った Go To Travel 活用方法まとめます。

 

「じゃない人」のためにすすめる Go To Travel 活用法

ドーミーインに泊まる

「これが一番最強なんじゃないか」と思ったのはドーミーインです。

ドーミーインは、天然温泉と「夜鳴きそば」が名物のビジネスホテルで、チェーン展開をしており日本全国のあらゆる街にあります。

ドーミーイン、全盛期の大阪だとだいたい1泊1万円以上はして、ビジネスホテルとしてはちょっと高め水準だったんですが、今はインバウンドと出張需要が減り、ある程度空いていて、だいたい4,000円〜5,000円ぐらい。そして Go To Travel でさらに実質半額に。

あえて各停の電車とか使って、いろんな街のドーミーインを渡り歩くとかだけでも十分楽しいのではないかと思います。

実際、北海道での旅では宿をいちいち調べるの面倒になって泊まりたい場所でドーミーインに泊まりまくりましたが楽しかったです。

 

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ドーミーインに泊まると無料で食べられる夜食の「夜鳴きそば」。半ラーメンぐらいの量ですが、なんとお代わりもできるらしいです。疲れてやる気のない日はホテル着いたらすぐ温泉入っちゃって、これを夕食に。ご飯食べるところを探すの面倒なタイプとしてはありがたいです。

ゲストハウスに泊まる

観光事業者の中で、 Go To Travel の恩恵をほとんど全く受けていないのではないかと心配しているのが、全国にたくさんあるゲストハウスです。

インバウンド需要とゲストハウスブームで、シェアキッチンやカフェ、ライブラリーなどを備えたおしゃれなゲストハウスが全国にできたのですが、インバウンド全滅により猛烈に空いています。元々の値段が安いので、Go To で泊まろうという人も少ないです。ぶっちゃけていうと、ドミトリー6人部屋とかを1人で使うことになる確率がめちゃくちゃ高かったです。(そもそも6人部屋の場合、感染対策で2段ベッドを1人ずつの予約しか受け付けず3人定員にしているというところがほとんどです)

ベッドルームは寝るだけ、と割り切れるのであれば、大きなキッチンやカフェでコワーキングとかできるところが多いので、積極的にゲストハウス使ったほうがリモートワーク とか捗るんじゃない、と思います。

ただ、いい感じのゲストハウスを楽天とかじゃらんとかの普通の予約サイトで探そうとすると非常に骨が折れるので、Hafhを使うのがおすすめ。おしゃれでいい感じのゲストハウスが選ばれてます。

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Hafh で知った、超オススメのゲストハウス下関の「uzuhouse」。宿泊者専用の海に面したルーフテラスが最高。2階にはおしゃれなカフェもあります。

 

www.hafh.com

 

夜行フェリーに乗る

Go To Travel の期間中にもう3回ぐらい夜行フェリー乗ったんですけどおすすめです。

夜行フェリーは交通費扱いにならず、部屋代だけじゃなくて船の料金全体に割引が適用されますのでちょっとお得でもあります(ちなみに、サンライズ出雲などの夜行電車は換金しやすいという理由で対象外)。

時間はかかるけどすごい安い値段で移動ができちゃったりするし、フェリーに乗ってる間は当たり前だけど「ずーーーーっとオーシャンビュー」。多くの船に(もちろんオーシャンビューの)大浴場がありますし、露天風呂があったりレストランが充実してたりする船もあるので楽しめますよ。

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レストランが充実しててどこもかしこも綺麗で素敵だった、大洗→苫小牧の「さんふらわあ

 

www.sunflower.co.jp

 

「これをこうしてこうしたらめちゃくちゃお得!!!」というのが旅の醍醐味という人もいると思うのですが、「そうでもないけどなんかGoTo使ってみたい」という人は、いきなり高級ホテルや高級旅館に挑むのでなくてもいろいろ楽しみ方あるよ、という話でした。

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0