そうだ、原付を買おう。カブツーリングのすすめ

2年ほど前に中古のリトルカブ(ホンダの50ccの原動機付自転車)を購入したのですが、それは私にとって、「あらゆる可能性」や「あらゆる生き方」に気づかせてくれた、人生の転機のひとつとなる買い物でした。

30代に買ったものの中でまず間違いなく「買ってよかった」ナンバーワンに輝くであろうカブとの出会いからおすすめの理由をまとめてみます。

 

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なぜ買ったのか?

大学生の時「就職に必要かも」と一応免許を取って以来(全く必要なかった)、ペーパードライバー歴15年の私。カブ(原付)という乗り物は、『水曜どうでしょう』やこういう記事を読んで知っていて、「いいなぁ」という憧れのひとつでした。

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だけども正直、「自分には関係ない」と思っていた。野宿とか日本縦断とか、そういう「大変そう」なことはできるだけしない主義の心配性トラベラーだったからです。

 

そう思っていたので、アニメの『ゆるキャン△』が話題になっていた時になんとなく観て、めちゃくちゃびっくりしたんですよね。

 

なぜかというとこのアニメ、

  • 女子高生が
  • ひとりで原付に乗って
  • ソロキャンプに行く

話だったから。しかも、ゆるい。

ずっと心配性で生きてきた私。「普通の女子高生」リンちゃんの、ゆるいソロキャンスタイル(オフシーズンの休みの日にお小遣い握りしめて、スクーターで近所のキャンプ場に行く)に、めちゃくちゃ衝撃を受けて、「それなら私もやってみたい!」と一気に感化されたんです。

感化されて、1ヶ月ぐらいでマジで購入するに至るのが、私の偉いところです(自分で褒める)。

 

原付のいいところ

その1:どこにでも「住める」

私が原付を購入したのは、多摩ニュータウンの丘陵地にあるシェアハウスに住んでたときなのですが、それがかなり急な坂道を登った場所にありまして、毎日のこととなると「坂道つらいなー」とか「終バス早いなー」「スーパー遠すぎ」とか、結構大変でした。

原付を手に入れてから思ったのは、「住む場所の選択肢がすごく増える」こと。坂道も怖くないし、駅から少し歩くのも、スーパーが遠いのも問題ない。多少田舎でも平気だし、むしろ田舎の方が便利。

それが高じた結果、ADDressを利用した「多拠点生活」に踏み切ることになりました。原付に出会ってなかったらこの決断はなかったかも、と思ってます。

 

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ADDressの拠点は、ゲストハウスのサブスクと違って、今まで使われていなかった空き家を活用しているので、関東近郊の拠点でも、駅から遠い場所も多く、一度たどり着いたはいいものの周辺に何もない、といったところも多いです。同じ拠点に、電車+バス+徒歩でアクセスした時と、原付でアクセスした時では、「ちょっと思い立って近所をウロウロ」が気軽にできるかできないかの点で、気分からして違ってきます。

 

せっかく「今まで全然知らなかったところに住める」ADDress暮らしは、私にとってはやっぱり原付があってこそのものですね。

 

私の1日最大走行可能距離は「コンフォート100km、リミット150km」と決めてるのですが、最近は拠点がどんどん増えて、拠点と拠点を繋げていけばどんどん遠くまで行けそうになってるのも楽しみです。

 

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その2:自転車より「車道を走りやすい」(当たり前だが)

では、同じ手軽な交通手段として、ロードバイクとか、電動自転車と比較するとどうだろう、という点に関してですが、メンテナンスのしやすさとかもあるんですが、原付が一番いいなと思うのは「車道を走りやすい」こと。

 

日本の場合、自転車専用道が整備されている場所が少ないので、車道のはしっこを自転車で走るのって、結構怖いですよね。信号守らない自転車や逆走してくる自転車なんかもいますけど、それって自転車にとって車道が「どう走ったらいいのかよくわからん」場所なのも要因なのではないかと思います。

 

当たり前ですが、原付は車道を走ります。時速30kmまで、二段階右折などの制約もありますが基本は車と一緒。ブレーキランプも方向指示器もあるし、大きな道をこわごわ自転車で走ってた時と比べて、「なんて走りやすいのだ」と最初のうちしばらく感動してました。自転車乗ってた時によくあった「あの道は走りたくない」がかなり減るので(巨大幹線道路とか、少しはあります)、「どこにでも行ける」という気持ちになってきます。

 

ただし、やっぱり「時速30kmまで」の制約が結構ネックではありますね。自分のせいで「カブ渋滞」を引き起こしてしまうことがあるので……。車と同じ速度が出せる「原付2種」の方が最近売れてるらしいです(原付2種免許が必要)。

 

その3:車より「止めやすい」

では、車を持つのと比べると?という点でいうと、保持する費用の圧倒的安さもありますが、一番の魅力は「止める場所に困らない」ことです。シェアハウスの同居人が車を持っていたのでたまに乗せてもらってましたが、都内の駐車場が高くて高くて、「これだと電車で来た方が安いじゃないの」と思うことがよくありました。

原付も駐輪場に止める必要がありますが、50cc以下のバイク駐輪場の相場はだいたい「1日200円」です。

ちなみに、ガソリン代、高速代入れたら「うーん電車代ととんとんかなー」みたいな場所も、原付ならめっちゃ安く行けます。ガソリン代は1日走っても数百円レベルだし、高速はそもそも乗れないからですが。

 

その4:常に特等席

バスや電車で移動するとき、「一番景色のいい席」に座れたらとても嬉しいですが、バイクは「常に特等席」です。

「下り坂を自転車でだーっと降りてる気分がずっと続く」とうまいこと言ってる人がいましたが、まさに同感です。原付の旅は、楽チンなのに、散歩やランニング、自転車と同じく、外の空気に直接触れて、楽しめる。

その分、冬は寒くて夏は暑くて雨の日は悲しいんですが、それはそれで、です。

 

おすすめバイク3選(素人目線)

燃費おばけ&スーパー積載力が自慢のHONDAカブシリーズ

私が乗っているのがこれです。

大泉洋さんのファンだったために、他を一切検討せずにこれに決めました。結果は「大満足」です。その中でもリトルカブを選んだのは、かわいいから。

オートマのスクーターと違って、自分で足元のペダルを踏み込んでギアチェンジをするのが最大の特徴で、めちゃくちゃ燃費が良いことで知られてます。

新聞配達や、郵便屋さんのバイクとしてもおなじみで、「積載量をめっちゃ増やせる」のも自分の使い方にすごく合ってました。

 

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最近載せてるのはこのコンテナ

 

リンちゃんが乗ってるから間違いない!YAMAHAのビーノ

私が感化された『ゆるキャン△』でリンちゃんが乗ってるのは、YAMAHAのビーノです。

函館でレンタルバイクした時に乗りましたが、やっぱりめっちゃかわいいのでテンション上がりました。あとカブに比べたら便利機能がいっぱいなのでそれも楽しかったです。

HONDAのジョルノとかもかわいいです。

 

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リンちゃんが乗ってるから間違いない!その2 安定性が自慢のYAMAHAトリシティ

YAMAHAのPRサイトに載ってるスペシャルコラボ漫画でリンちゃんが乗ってるのが、YAMAHAの3輪バイクのトリシティです。

最初見たときは「3輪って、(かっこいい以外)なにがいいの?」と思ってましたが、雨で濡れてたりコンディションが悪いとき、滑ったり転んだりしないかが結構怖いんですよね。「前輪が2つ」なこのバイクは、安定性がピカイチ。

基本的に今は「雨降ってたら乗らない」にしてるのでいいんですが、いつか時が来たら原付2種免許とってそのうち乗るかも、なバイクです。

 

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ふおおかっこいい(こちらのサイトから)



 

www.yamaha-motor.co.jp

 

ちなみに、ホンダの原付乗れます。タダで。

ちなみにホンダでは、旅先でバイクツーリングの良さを体感してもらうための無料バイクレンタルサービス「HondaGO」を展開してます。

場所がまだ少ないのと、その日のうちに返さなきゃなのですが、原付の良さを体感してもらうには最適なプロジェクトなのでぜひどうぞ。

 

www.honda.co.jp

 

関東近郊、「この道、走るの楽しかったよ」まとめ

多摩モノレール通り

その名の通り、多摩モノレールの真下を走る道を多摩センターから立川までただただ行く道路なのですが、二輪車用っぽいラインが引かれていて(私はカブちゃん専用道と呼んでる)めちゃくちゃ走りやすく、景色もなかなか良いのでおすすめの道です。

 

横須賀水道道

blog.tokyo-esca.com

愛川町の水源から横須賀まで水を運ぶにあたって作られた、超まっすぐな道です。

ちょうどADDress清川の拠点がある場所のすぐ近くに、「水道坂」というめちゃくちゃ絶景スポットがあるので、走るのは結構大変だけど感動できます。

 

小田原中井広域農道(やまゆりライン)

この前、鶴巻温泉の拠点に行くために偶然通った道。

ちょうど桜が咲いてるシーズンなこともあって、「うわー最高だー」と声に出してしまうほど、綺麗な景観の続く山道でした。

小田原にも拠点ができるそうなので、そうなったらこの道を通るのを忘れないようにしたい。

 

房総半島 内房なぎさライン&フラワーライン&外房黒潮ライン

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房総半島にADDressの拠点がいっぱいできて、鎌倉、習志野の拠点も入れるとこんな風に一周できるようになりした。車がほとんどいないのでめちゃくちゃ走りやすい。三浦半島から房総半島へと東京湾フェリーを使って渡ってくると、途端にノンストレスで、いつも「ただいまー!」と言ってます。

内房なぎさライン」、「房総フラワーライン」、「外房黒潮ライン」などを通ると、ひたすら海が見える最高な眺めの道をずっといくことが出来ます。

あと、「安房グリーンライン」という大規模農道も、車がいない新しくて爽快な山道で最高。

 

blog.tokyo-esca.com

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他にも、宮ヶ瀬湖一周とか奥多摩湖一周とか、ガチのツーリングロードをカブでのんびり走ったりするのも、なかなか楽しいです!

日本全国に「大好きな道」をたくさん増やしていきたい。

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0