できるだけがんばらないひとりたび

団地で暮らす旅好きミニマリスト・田村美葉(みは)

旅で威力を発揮する「SIMフリー」スマホ。個人的にはiPhoneSEが最強という結論になりました

2016年に晴れてSoftBankからドコモ系MVNOの格安スマホに乗り換えたのですが、結果としてよい選択でした。特に、海外旅行に行く時、ああ現地のWiFiどうしよう〜と悩む時間が減ったのがよかったので、海外に行く機会の多い人にはおすすめです。

今年からはSIMフリーの「iPhoneSE」を導入して運用しているのですが、これがベスト、と感じるに至ったので紹介します。


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SIMフリー端末があれば旅行先での選択肢が広がります

SIMフリーの端末を持っていて一番良かったことは、海外へ旅行に行った際のネット接続の選択肢が大幅に広がったことです。WiFiルーターレンタルすればいいじゃん、と今まで思ってたんですが、SIMフリーの場合、こんなメリットがありました。 

SIMフリー端末で海外プリペイドSIMを利用する場合のメリット

  • WiFiルーターレンタルよりもお得なプランを探すことができる
  • SIMを今持ってるスマホに差し替えるだけでいいので荷物が軽い
  • ルーターのバッテリー切れを心配する必要なし
  • 紛失を心配する必要なし
  • 空港での返却忘れを心配する必要なし

 

プリペイドSIMを入手する方法はいろいろあり

現地の空港についてすぐに、受付カウンターがあってプリペイドSIMを購入できるところが多いです。他は、コンビニなどで買える場合も。

現地でSIMを探すのが不安な方も、Amazonで事前に購入できるこういうSIMなんかもあります。一度使い勝手を覚えれば、次回も同じでよいというのも安心ですね。

 

SIM 2 Fly の体験記はこちら:

www.dekirutabi.tokyo

 

韓国でのプリペイドSIM体験記はこちら:

www.dekirutabi.tokyo

 

現状、SIMフリー端末お持ちでない方はWiFiルーターレンタルをどうぞ。1ヶ国のみ、〜1週間ぐらいの利用であれば、そんなに価格差はありません。

www.dekirutabi.tokyo

 

SIMフリー端末への乗り換え方法は2通りあります

1. 大手キャリアでSIMロック解除してもらう

大手キャリアのスマホをお持ちなら、「SIMロック解除」に対応している場合があります。「2015年5月以降」に購入した端末なら、iPhone含め多くの機種が対応しているので確認してみましょう。

SIMロックを解除しても電話はそのまま使えます

SIMロックを解除するといきなり電話が使えなくなるわけではなく、キャリアのSIMをさしてる限りはプランの変更なども必要なくそのまま使えます。「海外に行った時だけSIMを差し替える」だけでOKです。

2. 「SIMフリー」端末を購入する

SIMロック解除に対応していない端末だった場合、「SIMロック解除可能な端末に機種変更する」方法もありますが、端末の料金が変わるわけではないので、「自分でSIMフリーの端末を購入する」のが手っ取り早いです。

必ずしもMVNOの契約とセットである必要はありません。

セットだと割引やキャッシュバックなどのプランがつく場合が多いですが、そういったものに縛られないのがSIMフリーの良さなので、じっくり吟味した上で、一番気に入った端末を買いましょう。

 

機種変更してキャリアを使い続けるかどうか迷ったら、毎月の割引額を確認しましょう

キャリアで機種変更をすると必ずついてくる「なんとか割」ですが、キャリアや端末によって異なりますがおよそ「2,000円〜3,000円」の間だと思います。

格安スマホに乗り換えた場合、プランにもよりますが、およそ「月々5,000円」ぐらいは通信料が安くなります。つまり、「なんとか割」のほうがお得になるという人って、ほとんどいないんじゃないかなと思います。

「どうしても大手キャリアを使い続けたい」という場合以外、機種変更をおすすめしないのはそんな理由です。

 

おすすめのSIMフリー端末は「iPhoneSE」

じつは最初、お得さに目が眩んでMVNO契約と同時ならゼロ円で購入できる、安いAndroid端末を使っていました。これがものすごく使い勝手が悪い……。結局、海外に行った時も「テザリングしてルーター代わり」でしか使えず。

 

プランとのセット価格やキャンペーン情報に踊らされず、「定価」を見て比較し、「本当に使い勝手のいい端末」を手に入れるのが良いと思います。

私の場合は、「結局iPhoneが一番手になじむ」という理由で、iPhoneSEを購入しました。Androidのほうがしっくり来る人は、もちろんAndroidでもよいと思います。

 

iPhoneSEと6s、7との違い

  • 性能面でiPhone6sとほぼ同等(iPhone6sとの違いはほぼサイズのみ)
  • iPhone7との大きな違いはSuica機能(ぴっとするやつ)を使うかどうか

サイズがどうしても気になるひとは6s以上、Suica機能がどうしても使いたいひとは7以上、ということになります。これらが必要なければ、iPhone7plusの半額ぐらい、24回払いで月々2,000円で手に入る端末なので、とてもコスパは良いと思います。

 

割賦購入も、下取りもOKです(Appleなら12ヶ月まで※金利ゼロ)

iPhoneAppleストアからならどれでもSIMフリーの端末を購入できますし、割賦での購入も可能です。下取りプログラムもちゃんとあります。何度も言いますが、「端末購入時にお得になるから」という理由で大手キャリアを選ぶ理由はほぼない、ということです。

中古でSIMフリー端末を探しても驚くほどの価格差はないですし、リスクを考えたらぜひ公式サイトで購入してください。

公式サイトなら、2年まで12ヶ月まで金利ゼロのローンを組むこともできます。金利がゼロのローンはリスクゼロなので、これもあわせて活用したいところです。

※2017年8月末でキャンペーンが終了し、現在は「12ヶ月まで金利ゼロ」となっています(こちらもキャンペーン)。24回までキャンペーンがまた再開したりとか、ちょくちょく変更になるようなのでご注意ください。

おすすめMVNO:割となんでもいいと思います。

SIMフリー端末を手に入れたあとも、そのまま大手キャリアで運用してももちろん構いません。ただ、MVNO(格安スマホ)を契約するにあたって躊躇するポイントはほとんどないので、さっさと解約して乗り換えちゃうのがよいと思います。

 

たくさんありすぎて迷いますが、料金プランが自分にとって適切であれば、割となんでも良いと思います。

ひとつだけ絶対に確認しておくポイントは、「契約解除の縛りが弱いこと」です(音声つきの場合、契約○ヶ月後まで解約手数料あり、それ以外は自由、というパターンが多い)。これで2年縛りとかついてたら台無しです……。他社から良いプランが出た場合にスムーズに乗り換えられるなら、どこと契約してもそれほど困ることはありません。

個人的には、デイリーポータルZを応援しているという理由でNifMoを使ってます。料金プランは、スタンダードな「音声つき+月3GB」で1,600円。3GBを超えた月は今までありません。自宅にネット環境が別にあるひとならそんなもんかと思います。

 

「音声つき+月3GB=1,600円」の会社まとめ

NifMoとほぼ同等の価格のプランを用意していた会社をとりあえずまとめてみました。価格で比較するならだいたいどこも同じです。通話がいらない人/あるいは逆に通話しまくる人は他にもプランがあります。適宜調べてみてください。

※2017年9月現在

端末購入代金の割賦契約が切れていなくても乗り換えてOK

ふだんは「なんとか割」で実質ゼロ円になっていることの多い端末購入代金ですが、キャリアの通信契約を打ち切ると、「なんとか割」がなくなって代金を請求されます。ただ、前述のとおり「なんとか割」はおよそ「2,000円〜3,000円」ぐらいで、さっさと乗り換えると月5,000円ぐらいはお得になるので、気にせず乗り換えてOKです。月々いくらになってるかだけ確認しておきましょう。

 

契約更新月まで「あと3ヶ月以内」でなければすぐ乗り換えてOK

大手キャリアの契約更新は「2年ごと」で、この契約更新月に作業しない場合、解約手数料(1万円ぐらい)がかかります。 ただこれも、月々5,000円浮かせられることを考えると、2ヶ月で取り戻せる金額です。あと3ヶ月でゼロ円になるのに…みたいな場合でなければすぐ乗り換えちゃってOK。

 

「どんな会社のSIMでも使える」「契約更新の2年縛りとかがない」SIMフリー端末の運用は自由で快適でした。自由な旅を愛するひとにはぜひおすすめしたいです。

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0