できるだけがんばらないひとりたび

団地で暮らす旅好きミニマリスト・田村美葉(みは)

【できるだけ】海外パックツアーのメリット・デメリットと、個人旅行のちょっとしたコツ【がんばらない】

航空券やホテルが全部セットになっているパックツアー。

全部自分で手配する個人旅行。

さて、女海外一人旅、英語もできない、できるだけがんばりたくない旅のためには、どちらがよいのか。

 

どっちも経験した身としては、 「海外でもスマートフォンが自由に使える今なら、わりと個人旅行でもいけるんじゃない?」 と思っているのですが、迷ってる方のために体験談とちょっとしたアドバイスです。

 

海外パックツアーのメリット・デメリット

私がひとり旅で使っていたパックツアーは、大昔に家族で参加したような添乗員さんが旗を持ってぞろぞろついていくものではなく、往復航空券とホテルだけがついているフリープランのものです。これで、キューバ、モロッコ、韓国、パリに行ったことがあります。

メリット

  • 現地に着くと係員さんが待っていて、空港〜ホテルまで送迎をしてくれる。
  • 係員さんの携帯電話にいつでも連絡可能。緊急事態の相談にのってくれる。
  • オプションツアーを使えば自分で行き先のアレンジをしなくても観光地をまわれる。
  • 格安パックツアーでは個別手配するより安い場合も。

デメリット

  • ひとり参加だと「ひとりオプション」が結構高いです。「シングル」の客室のあるホテルが少ないのでしょうがないところ。
  • ホテルと航空会社を選べません。ホテル指定のあるツアーや、オプションで自分で選んじゃうと結構高くなります。また、直前までどの便でどこに泊まるかわからないので予定が立てづらいです。格安パックツアーだと、乗り換えの不便な便になったり、市街から離れたホテルになったりします。パリのガクタビツアーのときはかなり郊外のホテルで、「かなり治安が悪いので21時以降は外に出ないように」と言われました……
  • 飛行機のトランジットや電車への乗り換えは結局自力。キューバにはカナダで1泊して行ったのですが、そのカナダではホテルへの移動もチェックインも自力。「結構ひとりでも大丈夫だな……」と逆に自信がついたりしました。
  • ホテル〜空港までの送迎間に謎の土産物屋に連れて行かれたことが。格安パックツアーの場合、土産物屋からのコミッションが収入源になっていることがあります。
  • パリなど人気の旅行先の場合は、大勢のツアー客をひとりの現地係員が誘導するため、空港、ホテルでのチェックインに待ち時間がけっこうあります。
  • 現地の係員と言っても日本人が迎えてくれるわけではない。モロッコの場合には現地スタッフの方には日本語も通じず、さらに案内後に代金を請求されて、「それは旅行代金に含まれているのでは?」という交渉ができずに難儀しました。

こうやって書いてみると「安心」「安い」が売りのパックツアーですが、けっこういろんな目に遇ってます。

安心、安いを期待した分、ちょっとだけガッカリ、てこともあります。

個人旅行をできるだけがんばらないためのちょっとしたコツ

パックツアーに対して、個人旅行のメリットは、「とにかく自由」。ホテルや航空券をうまく選べば、パックツアーより安く便利な旅程が組めます。

しかし、「結局パックツアーのほうが安かったかも……?」と振り返ることもなきにしもありません。

ここでは、「とにかく安く」ではなく、「できるだけがんばらない個人旅行」のための、ちょっとしたコツを紹介します。

1. アクセスの良いホテルを選ぶ

パックツアーにない最大の利点はホテルが自分で選べること。私が今まで「選んでよかったな」と満足したホテルは、すべてアクセスが抜群に良いホテルでした。

旅行では、ふだんの数十倍の距離を歩きます。たとえば、くたくたになって帰るとき、駅からホテルが5分でも1分でも近ければ。ひとり歩きが不安な夜道がなければ。たくさんの荷物を一度立ち寄れる場所があれば。とてもアクティブに旅行を満喫することができるんです。少しばかり高くなったとしても、アクセスの良いホテルには多くのメリットがあります。

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アクセス抜群でアクティブに動けた香港のYMCAホテル。窓からはちょっとだけハーバービューで感動。

2. 旅程はパックツアーをそのままパクる

旅程も個人旅行なら自由自在ですが、全部自分で決めるのは意外に骨が折れるもの。

それならば、同じ日程、同じ行き先のパックツアーの旅程をそのままパクるのもありです。

あまり興味のない場所はスルーしたり、途中で見つけた気になるスポットに立ち寄ったり、旅程は同じでも個人旅行ならではの楽しみはたくさんあります。

3. オプショナルツアーをうまく利用する

パックツアーにはつきもののオプショナルツアーですが、個人旅行でもオプションだけネットで簡単に予約することができます。

じっくり見たい有名観光地の日本語ガイドつきツアーに参加したり、電車で行くのがちょっと大変な近郊のバスツアーに参加したり。連日歩き回ると休みが欲しくなりますが、バスツアーなら休みがてら観光もできて一石二鳥だったりもします。

おすすめは、初日の半日を使ってオープントップバスでめぐる市内観光に参加すること。初めての場所の地理が把握できて、翌日以降、スムーズに動けます。

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 オープントップバスでめぐった夜の香港

4. スマートフォンは必携

海外の旅では国内以上にスマートフォンが欠かせなくなります。

切符の買い方や、バスの乗り方などなど……緊急事態でなくてもちょっと誰かに相談したい事がいっぱい。個人の旅行なら相談先はGoogle先生です。

また、Googleマップがあると無かった時代が考えられないほど海外でも機敏に動くことができます。

予約の必要なツアー、レストラン、公演などを現地で見つけたときも、英語で電話をかけるには相当な会話力が必要ですが、ネットで予約してスマホの画面を見せればOK。

さらに、ひとり旅なら侮れないのがSNSの効用。いいもの見たり、おいしいもの食べたり、友人知人が「いいね!」と言ってくれれば喜びも二倍。行動ログにもなりますね。

5. 初めから全部安くすませようと思わない

慣れてくると、ホテルのランクはこのくらいでいいな、多少トランジットが面倒でも安い航空券でいいな、など、自分なりに予算調整が可能になる個人旅行ですが、初めから「絶対に損をしないぞ」という意気込みでのぞむと疲れてしまいます。

特に私は超絶心配性な性格なので、無理をしないこと、安全のためにはお金を使うことは心がけています。

海外ではぼったくりも多くありますし、あとから得なサービスを知ったりすることも多いのですが、多少の損は見越して柔軟に予算を考えておいたほうが、必要以上にがっかりしすぎてしまうことがありません。数千円の損のために旅行が楽しめなくなったらそっちのほうがもったいないですからね。

パックツアーの相場を確かめながら、自分なりの予算の範囲で、一度決めたらもう後悔せずにとにかく楽しむ!というのが良いと思います。

海外ツアーを検索するなら

自分で手配する場合も、ひとまずパックツアーの予算や日程、行程を見て参考にしてみると役に立ちますよ。もちろん、お得なツアーを見つけちゃったら予約するのもアリ。

パックツアーを探すなら、なるべく大手の旅行会社で。

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presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0